グロービス経営大学院の授業内容や評判、卒業生の進路先とは

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グロービス経営大学院の授業内容や評判、卒業生の進路先とは

近年では日本でもビジネススクールが増えていますが、グロービス経営大学院が人気です。

MBAコースは日本語と英語のコースもあるため様々な方におすすめです。

今回はグロービス経営大学院の特徴、授業内容や評判、卒業生の進路先についてご紹介いたします。

グロービス経営大学院とは

グロービス経営大学院とは東京都千代田区二番町5番地1に本部を置く私立の大学で2006年に設置されました。

1992年にハーバードビジネススクール(HBS)卒の堀義人氏が株式会社グロービスを設立し、グロービス・マネジメント・スクール(GMS)の事業を開始しました。

その後2006年4月に株式会社グロービスが東京都千代田区のキャリア教育推進特区を利用した「株式会社立大学」(学校法人ではなく営利企業としての株式会社が設置した大学)として創立。

2008年には設置者を学校法人グロービス経営大学院に変更し通常の学校法人立の私立大学となりました。

現在は東京の他に大阪市淀川区、愛知県名古屋市中村区、宮城県仙台市青葉区、福岡県福岡市博多区にキャンパスがあります。

2009年4月には英語によるMBAプログラムも開講しており、2021年には開学15周年を迎えています。

特徴について

特徴について

参考:グロービス経営大学院

続いてグロービス経営大学院の特徴について見ていきましょう。

変化の激しい時代でも結果を出せる能力を身につける

ビジネスで結果を出す力を磨くには、大量の意思決定の疑似体験が必要になります。

書籍や動画学習による知識のインプットだけでなく、何度も自問自答を繰り返した上で、練りに練った考えを周囲に伝え議論することを繰り返して、はじめて意思決定に必要な判断力や自分では想像がつかなかった視点を得ることができるのです。

グロービスの授業はケース(企業事例)の分析にとどまらず、ビジネスに役立つ法則やそれらを実務で用いる際の留意点などをディスカッションを通じて抽出します。

ディスカッションでは、机上の空論を振りかざすのではなく、現実のビジネスに引き寄せながら学生や教員との意見交換を繰り返し、意思決定のための思考技術を身体に染み込ませ、実践力を鍛え上げます。

教室の外にも、最新知を得られ、仲間と未来を語り合える場がある

グロービスには、授業以外にも学びの場が多数用意されています。そのひとつが「あすか会議」。

オンラインを含む全国の在校生・卒業生や教員が一堂に集い、政治家・経営者・学者・メディアなど各界のトップリーダーの知見・志・情熱に触れることができる合宿型カンファレンスです。

この他にも、学校公認の「クラブ活動」や全国の事業承継者が集まる「あとつぎ会議」など、互いの志を語り合い、仲間とともに未来を描く場が数多くあります。

教室の外でも積極的に議論し、互いに学び合うことを通じて、一生涯、切磋琢磨できる仲間を得ることができるのです。

何のために働き、生きているのか。自らに問い続け、人生の軸を見つける。

私たちは今、時代の転換点に生きています。副業解禁、働き方改革など、仕事やキャリアに対する価値観が大きく変わり始めています。

多くの人が同じルートをたどった時代に別れを告げ、これからは一人ひとりが「どう生きるのか」を問われる時代になります。

こうした時代を楽しみながら生き抜くには、どんな状況においてもブレない人生の軸、つまり「志」を持てるかが重要になります。

グロービスには、自身の価値観と向き合い、多くの仲間との対話を通じて「自分らしさ」を発見し、「志」を醸成する機会が数多く用意されています。

自身の内面と徹底的に向き合う営みを通じて得られた「志」は、これからの人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

単科プログラムの受講も可能

グロービス経営大学院は科目ごとに履修が出来る単科生の制度があります。

そのためまずは一つお試しで受けてみて学校や授業の雰囲気を確かめたり自分に合うかどうかを確認することも出来ると言えるでしょう。

ネットワーク活動

グロービス経営大学院の2020年度日本語MBAプログラムの入学者数は1,095人と過去最多を更新しました。

累計在校生、卒業生は約8,100人と他のビジネススクールと比べても非常に多いです。

そのためネットワーク構築にも繋がると言えるでしょう。

プログラム・費用

グロービス経営大学院の2年生コースである本科生は入学金を含めて2,998,000円となっています。

本科入学金は、単科生等として納付済みの入学金があった場合には差額分を納付となります。

また、各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いと思います。

入試について

グロービス経営大学院では、4月入学のための入試を5月、9月、1月に実施しています。

アドミッション・ポリシーに沿って「志・リーダーシップ・スキル」等が本学で学んでいただく水準に達しているかを書類審査と面接で厳正に評価します。

入試月出願締切日一次審査
合否発表日
二次審査入学意思
確認期間
面接日
(いずれか1日程で実施)
合否発表日
5月
入試
2021年
5/7(金)13時

※出願資格審査締切
4/8(木)13時

5/25(火)
15時
5/29(土)、30(日)、
6/5(土)、6(日)、12(土)、13(日)
6/29(火)
15時
6/29(火)~
7/6(火)
9月
入試
2021年
9/7(火)13時

※出願資格審査締切
8/19(木)13時

10/5(火)
15時
10/9(土)、10(日)、16(土)、17(日)、23(土)、24(日)、30(土)、31(日)、
11/3(水・祝)、6(土)、7(日)
11/16(火)
15時
11/16(火)~
11/23(火)
1月
入試
2022年
1/7(金)13時

※出願資格審査締切
2021年12/2(木)13時

1/21(金)
15時
1/29(土)、30(日)、
2/5(土)、6(日)、11(金・祝)、12(土)、13(日)
3/2(水)
15時
3/2(水)~
3/9(水)

授業内容について

授業内容について

グロービス経営大学院の授業内容について見ていきましょう。

授業スタイル

教員の授業スタイルは多種多様です。

戦略系やマーケティングの授業はケースメソッドを利用した授業が多く、会計やファイナンスなどは講義形式の授業もあります。

グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うことも多いです。
      
また、国際認証を取得したビジネススクールとして、絶え間ない変革、最高の教育を追求しており、トップ自らが組織の内外に向けた情報発信活動を推進しています。

ケースメソッド

ケースメソッドでは教員が独自に作成したものから海外ビジネススクールのケースを利用するものまで幅広くあります。

ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。

経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き、議論を繰り返す必要があります。

多様な事例を元に経営者意思決定を擬似体験することで、実践的なマネジメント力を高めていることが特徴です。

ケースメソッドを通じて分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップといった経営に必要となるスキルを予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを繰り返すことで高めていきます。

オンラインへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業への移行もしてきました。

感染拡大が落ち着けば教室でのリアル授業に戻ることも予想されます。

評判について

グロービス経営大学院は非常に多くの卒業生がいること、入学者数も過去最高を更新していることも含めて実務と理論を融合できる場であると評判です。

他の大学を母体としたビジネススクールと違ってグロービス自体がベンチャー企業であったこともあり、経営のノウハウやグループのVCなどを含めてビジネスの最先端を学ぶことができると言えるでしょう。

学歴よりも実践で役立つスキルや実力を付けたい方におすすめです。

学生について

学生について

学生は日本人が多いですが、英語プログラムでは外国人の方も多く見受けられます。

30代〜40代のミドルマネジメント層が中心です。

また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。

普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

卒業生の進路について

企業派遣の方は派遣元の企業に戻る場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生や、起業を志す学生も見受けられます。

コンサルティング業界や経営企画系のポジションに転職している方もいます。

東京だけではなく地方都市の方にもおすすめのビジネススクール

日本のビジネススクールの多くは校舎が東京にある場合が多いですが、グロービス経営大学院は大阪、名古屋、仙台、福岡といった地方都市にも校舎があるため近いエリアから選ぶことができます。

実践的な教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。

卒業生が多いためネットワーク構築に関心がある方にもおすすめです。

参考:MBA JOBs

MBA専門の転職・人材サービス MBA JOBs

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ABOUTこの記事をかいた人

証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2016年10月より独立。2017年7月株式会社Milkyways設立、代表取締役CEO。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(WBS)修士課程卒。専攻はベンチャー企業論、ベンチャー経営論。趣味はダンスとラーメン。