近畿大学東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)に、近畿大学の学生が運営するラーメン専門店「近大をすすらんか。」が、2021年10月4日にオープンしたのはご存知でしょうか。
今回は近畿大学の中に「学生起業」のラーメン店、「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」についてご紹介いたします。
近大をすすらんか。とは
近大をすすらんか。は近畿大学のベンチャー活性化の新しい試みとなっています。
同大学と学生らの合同企画による学生飲食店起業支援プロジェクトとして実現した同店は、発起人である初代店主・西奈槻さん(農学部水産学科3年)らグループが運営。
今回の店舗は1年半だけの期間限定となり、今後は大学が1年ごとに次の学生店主を学内公募。学生たちが、ラーメン店経営にチャレンジする実学教育の場を目指しています。
近年では大学発ベンチャーなども珍しくはなくなってきていますが、学内にラーメン店を開いているのは珍しいのではないでしょうか。
他では近畿大学が世界で初めてマグロの完全養殖に成功した近代マグロなども有名です。
ラーメン店経営等のアドバイザーとして、アメリカのボストンで人気のラーメン店を経営する近畿大学卒の大西益央さんが参加するなど近大関係者が一丸となってサポートを実施。
出店期間中は4半期毎に決算をおこない、半年間赤字になった場合は原則撤退しなければならないという厳しいルールもあります。
学生の方々がこのプロジェクトを大学に提案したのは、2020年に奈良市内でラーメン店「すすらんか、すすらんか。」を起業したことがきっかけのようです。
「就職だけではない学生の選択肢を増やす場」、「起業した時に失敗しても良いチャレンジの場」として、あえて自分たちの失敗談をさらけだしてSNSなどで発信。
学校では得れない経験を積んだからこそ、次世代にもつなげていきたいという。
近大をすすらんか。のメニュー
参考:京阪神エルマガジン
近大をすすらんか。のメニューは、地元・東大阪の業者が卸す国産ホルモンを使用した「初代近大ラーメン」(850円)と「近大まぜそば」(800円)の2種類です。
近大をすすらんか。の口コミをgoogleで見たところ、以下のようなものがありました。
「4~5回ほど訪問。魚介系ベースの濃厚スープのため、若干麺への絡みつきが気になるものの、麺そのものも太麺(ちゃんぽんかなんかで見られるやつ?)な
ことを考えるとそこまで酷いと思わない。そもそも街に出てる一般ラーメン店と学生主導のこことを同一視する必要性が不明。
ガチ盛りは麺だけでなく野菜の量も多く、野菜不足の自分にとってはかなり助かった位。
1つ気になったのは、ガチ盛りの時にスープがトレイの上に零れており、控えの食券までがベタベタしてた所かなぁ。」
「高くておいしくなかった。基本のラーメンが850円、量がかなりあるけど、味がおいしくないので食べられない。
お客さんが並んでるわけでもなく、暇そうにしてるのに、返却にある食器を片付けないのは何故!?汚かった。学食とは言え飲食店としてどうなのか。。」
「久々にひどいラーメンを食べました。
出店でまぜそばをいただきましたが麺はベタベタ、具材の味は薄く、タレも変な風味で美味しくない。
さらには乗っていた生卵をかき混ぜて食べると味がぼやけ何食ってるのかよく分からなくなってしまいました。(いっそジャジャ麺にするのが良いのか?)
今後改善されるとは思いますが現状ではこのまぜそばに800円の価値がありません、たこ焼きなりおにぎりなり買った方がマシです。」
「美味しくないです。あと少し高い。この値段より安くで、より美味しいものは近大通りにたくさんあります。」
と言ったものがありました。
学生のため授業もあることからスープを炊いたりするのが難しいようで、他のラーメン店と比べると厳しい声もあるようです。
学食であれば少し値段を安くして多くの方に食べていただくように路線を変更しても良いかもしれません。
今後は早く安く提供できるメニューも考えているようで、600円〜700円くらいのメニューも出てくるようです。
新しい形での起業支援として注目
近畿大学は近代マグロなど飲食関連に強み持っていることもあり、今後も起業支援として注目したいと思いました。
出来れば一過性のプロジェクトではなく、今後も末長く起業に関わるプロジェクトとして浸透していけば良い効果が期待できるのではないかと感じています。
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