米Amazonが2022年3月に「Amazon Books(アマゾン・ブックス)」と「Amazon 4-star(アマゾン4スター)」、「Amazon Pop-up(アマゾン・ポップアップ)」のリアル店舗を全店舗閉鎖すると発表しました。
近年はインターネット販売に加えてリアル店舗も展開していましたが、方針の変更があったようです。
今回は米AmazonがAmazon Booksなどのリアル店舗を全店舗閉鎖についてご紹介いたします。
米Amazonがリアル店舗を全店舗閉鎖
米Amazonが全店合計68のリアル店舗を閉鎖するという発表がありました。
参考:Reuters
2015年に1号店がオープンしたアマゾン・ブックスは24店舗を展開。
Amazon.comサイトでカスタマーレビューの評価が星4つ以上の商品を中心に品揃えするというアマゾン4スターも、2018年から現在までに33店舗を展開していました。
2021年10月には、ロンドンのショッピングモール「ブルーウォーター(Bluewater)」にも出店。
2022年に入ってからもニューヨーク州など16カ所のアマゾン4スター店舗がオープン予定となっていたようで、急な方針変更が社内であったことが考えられます。
アマゾン・ゴー(Amazon Go)などの小売、スーパーは閉鎖しない
以前に買収した高級食品スーパー「ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)」や、近年日本でも注目がされているレジ無し決済を導入しているコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」などは閉鎖をしないで引き続き店舗展開を行なっていくようです。
ちなみにアマゾン・フレッシュは2022年4月段階では10店舗のようでした。
今後は独自性と効率性を重視した店舗に資源を投資か
新型コロナウイルスの影響もあり、リアル店舗は厳しい状況になっている企業が多い中、Amazonも例外では無いでしょう。
一方で比較的売上が安定しており巨額買収したホールフーズ・マーケットやレジ無し小売店、最近ロサンゼルスにオープンしたAmazon Styleという衣料品の実店舗のような新しいコンセプトには引き続き取り組むようです。
ニューヨークに初の「Starbucks Pickup with Amazon Go」の第1号店をオープンし、さらに2022年には2店舗をオープンする計画であるなど、今後は独自性と効率性を重視した店舗に資源を投資するのでは無いでしょうか。
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