日本人がほぼ一人で作ったゲームPICO PARKが売上100万本を突破

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日本人がほぼ一人で作ったゲームPICO PARKが売上100万本を突破

PICO PARK(ピコパーク)というゲームはご存知でしょうか?

PICO PARKは国内インディーゲーム開発のTECOPARKが企画、開発をしているゲームでPC(Steam)/Nintendo Switchで遊べます。

今回は日本人がほぼ一人で作ったゲームPICO PARKが売上100万本を突破についてご紹介いたします。

PICO PARKとは

PICO PARKは国内インディーゲーム開発のTECOPARKが企画、開発をしているゲームです。

2016年にオフラインマルチプレイに対応するPC版がリリースされ、2019年6月にはNintendo Switch版もリリースされました。

2021年5月にPC版のオンラインプレイに対応した新バージョンがリリースされており、2021年9月10日にNintendo Switch版がオンライン対応をしました。

2021年8月末には全世界累計販売本数が100万本を突破したようです。

以下のように横スクロール型のアクションゲームで、ファミコンゲームのようなレトロ感のあるキャラクターとデザイン性がどこか懐かしい感じを受ける方も多いのではないでしょうか。

PC(Steam)/Nintendo Switchで遊ぶことができて2〜8人で協力してゲームを進めていきます。

ステージにある鍵を入手して、ゴールにたどり着くことを目指すゲーム性でオンラインプレイにも対応しています。

開発はTECOPARK代表のTECOこと三宅俊輔さんがほぼ一人で手掛けているようです。

人々が集まってゲームをプレイする際に個々の携帯型ゲーム機の画面を見ていることが多いという現状から、自身がかつてしていたように一つの画面をみんなで見てプレイする機会を作りたいと考えたことが開発の動機の一つとなったと発表があります。

開発が始まった2013年秋から2014年頃までは『PICOLECITTA』というタイトルでしたが、「覚えにくい」と指摘を受け現在のPICO PARKに変更。

開発する上で影響を受けたゲームソフトとして、最大10人での対戦が可能なハドソンの『サターンボンバーマン』と最大4人で協力プレイを行う任天堂の『ゼルダの伝説 4つの剣+』を挙げています。

PICO PARKが人気の理由とは?

PICO PARKはオフラインイベントなどでは人気があり、試遊ブースには長い行列ができるほどだったようです。

価格も500円と買いやすいため、誰でも気軽にプレイできると言えるでしょう。

しかし、個人開発のゲームの売り上げが100万本突破するというのは極めて珍しく、どのように人気になったのかを見ていきましょう。

SNSでのバズりが人気のきっかけに

ヒットの火付け役となったのは、オンラインマルチプレイに対応するSteam版のリリースだったようだ。

オンライン対応のSteam版は5月にリリースされたものの、5月と6月については“ゆるやかな広がり”だったという。

数字でみると、その期間は同時接続ユーザー数が100~200で推移している(SteamDB)。

しかし7月になり数字が急上昇。とくに7月8日に同時接続ユーザー数が1万6802まで上がっている。

これは7月6日にTwitterに投稿され拡散された動画が関連しているようだ。

Twitterユーザーアンソニー斎藤氏が撮影した動画で、6人でマルチプレイする様子が映されている。

ボイスチャットで騒ぎながら楽しげに遊ぶ内容となっており、同作の魅力が凝縮された動画だ。

この動画は、1万2000以上のRTを獲得する“大バズり”に至った。このバズりをきっかけに、波が続いていく。

参考:https://automaton-media.com/articles/newsjp/20211007-178279/

YouTubeやTikTokなどのSNSでは100万回再生の動画も数多く出ており、PICO PARKはどんどん人気になっていったようです。

最初は一部の人気でしたが、オンライン対応をきっかけにSNSやゲーム実況を介して人気が拡散。

みんなで協力して楽しめるゲームの質や500円というお手頃な値段も人気の理由の一つでしょう。

100万本のうち日本からの売り上げは数%のようで、海外での売り上げが大きいようです。

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ABOUTこの記事をかいた人

証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2016年10月より独立。2017年7月株式会社Milkyways設立、代表取締役CEO。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(WBS)修士課程卒。専攻はベンチャー企業論、ベンチャー経営論。趣味はダンスとラーメン。