サンフランシスコにある中野大勝軒でもDX化

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サンフランシスコにある中野大勝軒でもDX化

つけ麺(つけそば)の発祥として知られる中野大勝軒が2019年に米国1号店として「Taishoken San Mateo」をサンフランシスコに出店しました。

海外でもラーメンの人気が高まる中、どのような展開をしているのでしょうか。

今回はサンフランシスコにある中野大勝軒でもDX化についてご紹介いたします。

中野大勝軒とは

中野大勝軒は昭和26年12月30日に橋場町(現在の中野区中央5丁目)で創業いたしました。

昭和53年7月に有限会社正安として法人化を行い、平成3年10月に株式会社大華物産に組織変更をしています。

創業者の坂口正安さんは日本全国にのれんが広がっている「大勝軒」の祖となる人物であり、戦後の中華そばの発展を支えたメンバーの1人でもあります。

当時は間口2間、奥行き1畳半の小さなお店で狭くはありましたが、お客様と気持ちが通じるお店として多くの方に親しまれ、創業50年を迎えています。

参考:中野大勝軒

Taishoken San Mateoとは

Taishoken San Mateoとは

参考:Taishoken San Mateo

San Mateo(サンマテオ)とはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ郡という場所で、サンフランシスコのベイエリアに位置する住宅都市です。

日本と違って海外ではラーメンの単品だけでなく前菜やお酒、デザートなどのメニューがあり、レストランのようなお店が多いのが特徴でこちらのお店も席数は70席と日本のラーメン店と比べて広いと言えるでしょう。

味について

アメリカでは濃い味が好まれるため日本の大勝軒は魚介スープが基本ですが、米国では豚骨スープをベースにしているようです。

日本よりもヴィーガンの方も多いためヴィーガンメニューの開発も行っています。

ただ、私も日本の他のラーメン屋さんでヴィーガンメニューを食べましたが、インパクトが無くなってしまい普通のラーメンとは全く別物というイメージでした。

ラーメン屋さんのDX化について

日本でも人気のラーメン屋さんは行列に並ばないと食べれない場合も多いですが、不満解消のためにもDX化に取り組んでいるようです。

飲食店の口コミサイト「Yelp(イェルプ)」のウエイトリストシステムを導入しており、店から10マイル(約16キロメートル)以内にいると、誰でもウエイトリストに名前が登録可能。

席が空きそうになったら15分以内にお店に来るようメッセージが来るシステムです。

また、コロナの影響で注文やお支払いをする際に店員さんとの接触に懸念を示す方も増えているのではないでしょうか。

そこでテーブルに設置したQRコードを来店客がスマホでスキャンすれば、注文や支払いが自分のスマホからできるようにしています。

日本でもレストランや居酒屋などではありますが、ラーメン店では今のところ見たことがありません。

お客さんのスマホから注文をしてもらうことで注文を間違えることが減り、フロアスタッフの人数を減らすことにも繋がっているようです。

日本ではほぼ考えにくいですが、米国は返品文化があるため食べ終わる直前に好みの味ではないので返金して欲しいといったこともまれにあるようですが、ラーメンは人気になってきているため今後のTaishokenにも注目したいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2016年10月より独立。2017年7月株式会社Milkyways設立、代表取締役CEO。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(WBS)修士課程卒。専攻はベンチャー企業論、ベンチャー経営論。趣味はダンスとラーメン。