独バイヤスドルフが韓国でニベアアクセラレータープログラムを行うわけとは

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独バイヤスドルフが韓国でニベアアクセラレータープログラムを行うわけとは

ニベアブランドなどでおなじみのドイツに本社があるバイヤスドルフ社が韓国でニベアアクセラレータープログラムを行っています。

バイヤスドルフ社はドイツやヨーロッパなどでではなく、なぜ韓国でアクセラレータープログラムを行うのでしょうか。

今回はバイヤスドルフが韓国でニベアアクセラレータープログラムを行うわけについてご紹介いたします。

アクセラレータープログラムとは

アクセラレータープログラムとは3ヶ月間など期間が決まっているプログラムを設け、最初にビジネスプランのプレゼン選考などを通過したスタートアップに対して投資を行い、経営ノウハウを指導することでビジネスを拡大することが特徴として挙げられます。

期限の最後に投資家の前での最終プレゼンを行い、新たな出資を得ることでアクセラレータープログラムを卒業していきます。

ビジネスモデルの再構築、プロダクトのブラッシュアップ、プレゼンの仕方など様々な支援を行うことがある反面、期間が決まっているためにかなりハードな内容になることも多いようです。

海外で有名なアクセラレーターではY CombinatorやTechstars、AngelPadなどが挙げられます。

これらのアクセラレータープログラムの選考通過確率は1〜2%程度と言われており、通過するのも一つの実績となるでしょう。

そこから出てきた企業は多数ありますが、例えば Dropbox や Airbnb ( エアービーアンドビー )などが代表的です。

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2017.04.11

ニベアアクセラレータープログラムとは

ニベアアクセラレータープログラムとは

ニベアアクセラレータープログラムとはニベアブランドを保有するバイヤスドルフ社の韓国法人が行っている独自のアクセラレータープログラムです。

2020年は6月に選定企業の発表が行われており、2019年より多い250社以上のスタートアップが応募しました。

その中でFEMMUE」、「BEIGIC」、「ICE CREATIVE」、「woohwaman」、「AIO&CO」の5社が選定されたようです。

参考:BeautyTech.jp note

バイヤスドルフ社はコワーキングスペースのWe Workを運営する米The We Companyと提携し、スキンケアや美容技術に関する高い技術力や知見の支援を行うとされています。

We Workは日本でもここ数年進出がめざましく聞いたことがある方や行ったことがある方も多いのではないでしょうか。

ちなみにソフトバンクグループが運用している「SoftBank Vision Fund」が投資している事でも有名ですが、2020年に約5,000億円の減損をした事でも有名となりました。

韓国でニベアアクセラレータープログラムを行うわけとは

韓国でニベアアクセラレータープログラムを行う理由についてどのようなものがあるのか見ていきましょう。

美容のエコシステムができている

韓国はコスメやスキンケアはもちろん、美容整形など美容に関する意識が高く、市場規模も大きいことが挙げられます。

それと合わせてOEMで製造を請け負ってくれる会社も多く、コンセプトやマーケティングに強みを持っている企業であれば自社で製造まで行わなくてもヒット商品が埋める可能性があるエコシステムができていることもポイントです。

もちろん誰にでもチャンスがあるため競争も激しく、新商品や流行の流れなども早いため難しい市場とも言えるかもしれません。

IT技術力が高い

韓国ではサムスンやLGといった大企業を中心にITの技術力が高いと言われています。

これはアジア通貨危機で打撃を受けた経験を踏まえて、2000年代前半あたりから次世代産業としてIT業界に国としても積極的に注力してきた結果とも言えるでしょう。

技術レベルでは日本よりも高いとも言われています。

アジア圏を見据えた戦略

今後はアジア圏で人口増加に合わせて所得増加が見込まれており、美容に関心を持つ層が急激に増えると予想されています。

韓国は日本と同様地理的にアジア圏でのマーケティングや輸送に強みを持つと考えられることから欧米企業が注目をしていると言えるでしょう。

他国の美容系アクセラレーターの事例

他国の美容系アクセラレーターの事例

韓国以外でも美容系アクセラレーターのプログラムがありますので参考までに見ていきましょう。

英ロレアル社は2016年にロンドンのアクセラレータ企業「Founders Factory」と提携し、2017年には「STATION F」への投資も行いました。

日本でも2018年にコーセーが「コーセーとの共創によるInnovation Program」を開始し、2019年に2期目のプログラムも行われました。

2019年は86社からの応募があり、ファイナリストが6社、最終的には当時女子高生だった伊藤瑛加さんが代表をしている株式会社Sunshine Delightと進めてきた「紫外線から美と健康を守るプロジェクト」の提案が採択されました。

現在は子供向け日焼け止めの開発をしているようで、若手の女性経営者との取り組みということもあって注目を集めています。

参考:WWD Japan

アイディアと技術力があればチャンスも

今回はバイヤスドルフ社が韓国でニベアアクセラレータープログラムを行っている例をご紹介致しましたが、世界的に美容とテックの組み合わせは注目を集めており、アイディアと技術力があればチャンスがあるのではないでしょうか。

大手の化粧品メーカーも自前でヒット商品を作る努力は行っていますが、テック系の技術力や情報に関してはそこまで強くないことも多く、良い企業やサービスがあれば積極的に協業したいと思っているはずです。

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ABOUTこの記事をかいた人

証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2016年10月より独立。2017年7月合同会社Milkyways設立、代表社員CEO。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(WBS)修士課程卒。専攻はベンチャー企業論、ベンチャー経営論。趣味はサルサとラーメン。