私の会社で利用しているGMOあおぞらネット銀行さんの導入事例に株式会社Milkywaysを追加いただきました。
今回はGMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設して実際に利用した感想についてご紹介いたします。
目次
GMOあおぞらネット銀行法人口座のご利用事例
私の会社では当初メガバンクをメインに利用していましたが、使っていたネットバンキングに使いづらさを感じていたところがあり、他のネット銀行の法人口座に関心があるところでした。
そこで、いろいろと調べた結果、固定電話がなくても携帯電話があれば申し込めること、インターフェースの使いやすさなどといった観点からGMOあおぞらネット銀行で口座開設申込をすることにしました。
申込は必要書類をWeb上からアップロードした後にGMOあおぞらネット銀行から届く郵送物を受け取って手続きが完了し、おおよそ1週間程度で口座開設ができたと記憶しています。
最近では新型コロナウイルスの影響もあり、わざわざ銀行に行って口座開設を行う手間なくオンライン上で完結できるのはメリットでしょう。
現在ではハンコレス、ペーパーレスで取引責任者と代表者が同一の場合にはオンラインで申込が完結できるなどスピーディーな点は嬉しいポイントだと思います。
GMOあおぞらネット銀行 について
GMOあおぞらネット銀行は老舗IT企業である GMOインターネットグループ と あおぞら銀行 の合弁会社となります。
似たようなネット銀行ですと、住友信託銀行とSBIの合弁会社である住信SBIネット銀行になるでしょうか。
『「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、あらゆるサービスにテクノロジーを活かしお客さまに提供します。』ということを掲げていることから、ITを利用した利便性の高いネット銀行を目指していることが伺えます。
GMOあおぞらネット銀行法人口座を利用した感想
実際にGMOあおぞらネット銀行の法人口座を利用してみた感想について見ていきましょう。
手数料が安い
GMOあおぞらネット銀行の手数料は同行内で無料など、ネット銀行の中でも安いです。
ネット銀行ということで月額基本料、法人口座利用料といったものも無料でかかりません。
メガバンクの振込手数料と比べて大きいコストメリットが出ています。
ご参考までに大手ネット銀行の手数料を比較してみました。
銀行名 | GMOあおぞらネット銀行 | 住信SBIネット銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 |
---|---|---|---|---|
月額基本料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
同行内振込手数料 | 無料 | 50円 | 55円 | 52円 |
他行振込手数料 | 3万円以下:145円 3万円以上:145円 | 3万円以下:160円 3万円以上:250円 | 3万円以下:176円 3万円以上:275円 | 3万円以下:168円 3万円以上:262円 |
利用可能時間 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
店舗 | 無 | 無 | 無 | 無 |
開設の日数 | 審査1〜2週間 | 審査1〜2週間 | 審査1〜2週間 | 審査1〜2週間 |
GMOあおぞらネット銀行では、
- 自行あて:無料
- 他行あて(3万円未満):145円
- 他行あて(3万円以上):145円
とお得な手数料になります。
サブスクリプションプログラムの振込料金とくとく会員
振込料金とくとく会員とは国内銀行で初めてとなる法人口座向け振込手数料のサブスクリプションプログラムです。
毎月末日に翌月分の月額利用料(税込み1,980円)を支払うことで、他校宛の銀行振り込み手数料が一律で160円(税込)/件とお得な振り込み手数料体系プログラムが可能になります。
法人口座をお持ちの方であれば簡単なお申込で即時にご利用可能です。
なお、法人口座を作っても必ずしも振込料金とくとく会員に入らなければいけないわけではなく、途中で切り替えも可能になっています。
GMOあおぞらネット銀行の通常取引、三菱UFJ銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)と比べて振込料金とくとく会員はどの程度利用することでお得になるのかをシミュレーションしてみました。
今回はわかりやすくするために全て他行に3万円以上の振り込みをした場合になります。
銀行名 | 月間15件 | 月間30件 | 月間50件 | 月間100件 |
---|---|---|---|---|
振込料金とくとく会員 135円 / 件+月額500円 | 2,525円 | 4,550円 | 7,250円 | 14,000円 |
GMOあおぞらネット銀行 145円 / 件 | 2,175円 | 4,350円 | 7,250円 | 14,500円 |
三菱UFJ銀行 770円 / 件+月額1,760円 | 13,310円 | 24,860円 | 40,260円 | 78,760円 |
PayPay銀行 275円 / 件 | 4,125円 | 8,250円 | 13,750円 | 27,500円 |
振込料金とくとく会員を利用した方がお得になるのはメガバンクと比べた場合には月間振込数が少なくてもすぐに効果が出るのに対して、既にGMOあおぞらネット銀行を利用している、もしくは他ネット銀行を利用している場合には月間振込数が50件以上になった場合ということがわかります。
毎月の振込数が多ければ多いほどコストメリットが出てくると言えそうです。
まだGMOあおぞらネット銀行で法人口座を持っていない方であれば、この機会にまずは口座開設の申込をしてみましょう。
2021年10月1日よりGMOあおぞらネット銀行のオリジナルサービスである法人口座向け振込手数料のサブスクリプションプログラム「振込料金とくとく会員」の月額料金が1,980円から500円に、振込手数料が1件160円から1件135円に引き下げられました。
GMOあおぞらネット銀行はシステム開発を内製化しているため、自由度の高いサービス企画や、低価格でのサービス提供が可能となっているようです。
特に顧客ニーズの高い他行宛ての振込手数料の引き下げは顧客の低コスト化、生産性向上などを目指した継続的な取り組みの結果実現したものです。
今後も様々な顧客還元施策を行う予定のようで、他の銀行と比べても積極的な戦略に期待できると思います。
デビットカードで1%のキャッシュバック
GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードにデビットカード機能を付けることができます。
デビットカードで支払った場合には口座から即時に利用金額が引き落とされます。
法人でクレジットカードの作成がまだの場合にも利用が可能ですので、口座開設時にセットで申し込んでおくこともおすすめです。
また、カード利用金額の1%がキャッシュバックされるので、現金取引よりもお得となります。
※一部キャッシュバック率が異なる利用先もあります。
キャッシュバック率1%は、他のデビットカードと比べてもかなり高く、非常に大きいメリットと言えるでしょう。
楽天銀行のビジネスデビットカードも、キャッシュバック率は1%となっていますが、「紛失・盗難時の不正利用に対する保障」が一切ありません。
GMOあおぞらネット銀行のデビットカードでは最大1,000万円の不正利用に対する保険がついていますので、いざという時にも利便性が高いと考えられます。
デビットカードは法人、個人事業主ともに発行可能で、1社あたり最大20枚まで発行可能で手数料も年会費も無料です。
私も以下の写真のようにデビット機能付きキャッシュカードを作りました。
GMOあおぞらネット銀行の審査と申し込み方法、評判などについてご紹介した記事もありますので良かったらご参照いただけたらと思います。
最新の技術やサービスを取り入れた使いやすい法人口座
GMOあおぞらネット銀行は後発の銀行ということもあり、最新の技術やサービスを取り入れた使いやすい法人口座だと思います。
また、手数料もネット銀行の中でもお得ですので、まだ利用していない方にはおすすめしたい銀行だと感じています。
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