2019年9月7日に放映された「マツコ会議」はサルサの特集でした。
サルサについて名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、どんなことをするのか、どこでやっているのかについて詳しく知らない方も多いはずです。
僕はサルサを少し前にはじめた影響もあって、マツコ会議の内容やサルサについて聞かれることも意外と多かったです。
今回はマツコ会議の放送内容を踏まえて、サルサクラブに学ぶ資本主義社会についてご紹介いたします。
目次
サルサとは
まずはサルサとはどんなものなのか見ていきましょう。
サルサはキューバの音楽が発祥とされており、1960年代後半にニューヨークでキューバやプエルトリコ移民が中心になり作られた、主にペアで踊るダンスです。
サルサは男性が女性をリードするラテンダンスで、8カウントを1小節として曲に合わせてある程度自由に踊ることが特徴です。
早い曲から比較的ゆっくり目の曲までありますが、初心者が1日で習得できるようなものではありません。
ダンス歴にもよりますが、男性はある程度踊れるようになるのが1年程度、女性は3ヶ月程度はかかると思います。
マツコ会議の放送内容と実態
画像引用:マツコも思わず興味津々?40組超カップル成立のサルサバー恋愛事情とは
マツコ会議でどのように放送がされたのか見ていきましょう。
興味があればYouTubeなどで過去放送分がアップされているかもしれません。
イケメンが多い
画像引用:次週 9月7日(土)の「マツコ会議」は、ラテン男子狙いのサルサバー
サルサクラブではイケメンが多いと紹介がされていました。
場所にもよるものの、ラテン系のダンスということもあって外国人が多いのは事実です。
イケメンの定義にもよりますが、確かにカッコ良い外国人や日本人もたまに見かけることがあります。
ただし、個人的にはサルサクラブがイケメンの比率がそこまで高いとは思わず、外国人が多いので外国人が好きな方には良いかなという程度だと思います。
例えば六本木のシャレオツなお店やクラブと比べると同じレベルくらいではないでしょうか。
イケメン狙いの肉食系女性が多く出会いがある
画像引用:マツコも思わず興味津々?40組超カップル成立のサルサバー恋愛事情とは
外国人が好きな日本人女性が多そうなのは事実です。
肉食系女性が多いかどうかはわかりませんが、サルサクラブに限らず日本人女性は世界的にも人気が高い傾向にありますので、外国人男性からダンスを誘われる可能性は高いです。
ただ、あくまでもダンスを踊るというだけで出会いに繋がるとも限りませんし、そもそもある程度ダンスを踊れないと男女ともに厳しいので、英語とダンスがそこそこ上手ければ出会いに繋がるかもしれません。
純粋な出会いを求めるのであればワイン教室や料理教室などの方が高いような気もします。
マツコ会議はヤラセ?
マツコ会議で紹介されていたサルサクラブは六本木にあるEL CAFE LATINO(エルカフェ ラティーノ)という老舗のサルサクラブです。
その中でダンスを教えていた方はJorge Zubieta(ホルヘ スビエタ)さんという人気の先生です。
人気のサルサクラブで週末になればかなり混み合い踊るのも狭いスペースでしか踊れないこともあります。
マツコ会議の関係者の話を聞くと、
- 事前に番組の出演の依頼があって出演者が集められていた
- 取材は土曜日のお店のオープン前に行われていた
- お酒は番組持ちで飲むタイミングが決められていた
- 話の内容もある程度番組で決められていた
ということで、ヤラセではないものの番組のストーリーが予め決められていて、予定通り進められていたようです。
サルサクラブとは
上記で一部紹介しましたがサルサクラブとはどんなところなのかご紹介します。
どんな人が来ている?
サルサクラブに来ているのは若い人よりも少し年配の方が多いです。
イメージで言うとクラブよりもやや年齢層が高い人が多く、社交ダンスよりは若い人が多いかと思います。
マツコ会議でやっていたエルカフェ ラティーノのように外国人のスタッフが多い店は外国人が多く、日にもよりますが日本人と外国人が半々くらいでしょうか。
男女比率も日によりますが、どちらかと言うと男性の方が多いと思います。
場所はどの辺が多いか
サルサクラブが有名な場所は六本木、新宿、銀座あたりの繁華街が多いです。
大体クラブが多い場所と重複していると思いますが、渋谷では若い人が多いことからかサルサクラブはあまり聞いたことがありません。
お酒やタバコ
サルサクラブにはお酒やタバコを楽しみながら踊る人も多いです。
ダンスはまだ出来ないけど音楽が好きでお酒を飲みながら聞きたいと言う人でも楽しめるかと思います。
ちなみに僕はサルサクラブではほとんどお酒を飲まず、ペリエなどノンアルコールにしています。
サルサクラブでのダンスの種類
サルサクラブでは色々な音楽が流れていますが、代表的なダンスの種類についてご紹介いたします。
サルサ
サルサと一言で言っても種類がいくつかあります。
サルサon1
サルサのon1はLAスタイルとも言われ、アクセントが1拍目にありカウントを取りはじめます。
サルサと言えばon1を指すことが多く、サルサを始める方はon1からスタートすることが多いです。
サルサクラブでもon1の音楽が流れることが一番多いです。
サルサon2
on2はNYスタイルとも呼ばれてており、アクセントが2拍目にありカウントを取りはじめます。
on1になれている人がon2を踊るとリズムが違うために、中上級者向きとも言われています。
最近ではon2のダンスも増えてきているようで、若い人が多いようです。
キューバ
キューバンスタイルとも呼ばれており、日本ではキューバンスタイルで踊る方は上記の2つに比べると少なく、僕も練習したことはありません。
バチャータ
最近では若い人を中心にバチャータというダンスも流行っています。
バチャータとは20世紀前半にドミニカ共和国で生まれたラテン音楽で、1980年代に入ってからアコースティックギターからエレクトリックギターに変わってきていて、失恋や恋の悲しみをテーマにした曲が多いという特徴があります。
バチャータもサルサと同じく8カウントで1小節になります。
サルサクラブでは音楽を聞いた上でサルサの曲なのかバチャータの曲なのかを聞き分けてどちらを踊るか判断しなくてはいけないのですが、初心者にとっては結構ハードルが高く、僕もすぐにはわからない曲も多いです。
サルサとの違いは、
- 横のステップの動きが比較的多い
- サルサよりもムーディーな曲が多い
- 男女の距離が割と近い
といったことが挙げられます。
特にセンシュアルバチャータというジャンルでは男女の距離感が近く、情熱的なダンスが特徴です。
メレンゲ
メレンゲもラテンダンスの一種で、基本が2カウントのリズムなためサルサやバチャータと比べると踊りやすいです。
初心者でもリズムにノリやすいため、たまにサルサクラブで流れたりします。
キゾンバ
キゾンバとはアンゴラで生まれたダンスのジャンルです。
キゾンバも比較的男女間の距離が近く、ステップがサルサと比べると簡単なものも多いので初心者でも入りやすいかもしれません。
どのダンスから初めても良いのですが、どれか一つを覚えると他のダンスもリズムやステップ取りを早く覚えることが出来るため、まずは一つに絞って練習した方が上達が早くなるとは思います。
サルサクラブに学ぶ資本主義社会について
僕が初めてサルサクラブに行った時には色々と衝撃を受けることがありました。
外国人が多くて海外に来たみたいだなと思ったほかに、資本主義が凝縮された異質の空間だと思うことがあったのでご紹介致します。
男性が女性をダンスに誘う
サルサはペアダンスですので、男女で踊ることが一般的です。
そのためには男性が女性をダンスに誘う必要があるのですが、日常で男性が女性を誘うことはそこまで多く無い方も多いのでは無いでしょうか。
特に初心者の頃は女性を誘うのには相当な勇気が必要です。
男性が女性を誘ってもダンスを断られることも良くありますし、メンタルが強く無いと生き抜いていけません。
経験があってダンスが上手いということもあると思いますが、年配の方が積極的に誘うことが多く、いわゆる草食男子にはかなり厳しい社会に思えること間違い無しです。
若い方が人気
ダンスのレベルにもよりますが、やはり若い方が人気があるように思えます。
特に若くて可愛い女性は人気でダンスのお誘いが非常に多いです。
これは日常の世間一般と同じだと思いますが、サルサクラブでは明らかに差が出るのが一目瞭然でわかります。
日本人女性の人気
海外に行ったことがある方や住まれたことがある方であればご存知かもしれませんが、日本人女性は世界的にも人気があります。
小柄で可愛らしく優しい人が多いといった理由があるからだと思いますが、外国人男性も日本人女性をダンスに誘うことも多く、外国人好きの女性がサルサクラブに来ていることも多いです。
日本人男性の不人気
日本人女性とは逆に残念ながら日本人男性はそこまで人気が高いわけではありません。
もちろん人気がないわけではありませんが、外国人男性の方が人気の場合も多いです。
これは海外に行った場合にも似たような経験をしたことがある方もいるかもしれません。
サルサクラブではペアダンスで男性が女性を誘ってリードする必要があるため、「ダンスのうまさ」、「積極性」、「相手を思いやるリード」といったことが非常に重要で、特に男性は弱肉強食の社会であると言えるでしょう。
相手に嫌がられる代表的なパターンだけは覚えておこう
最後にサルサクラブで相手に嫌がられないようにするための代表的な点について覚えておきましょう。
自分勝手なダンスをしない
ダンスでは男性がリードをするのですが、強引なリードや自分勝手なダンスは相手に不快感を与えてしまいます。
ペアダンスですので相手のことを思いやったダンスや動きをしないと次から断られる可能性が高く、一番相手に嫌がられるのがこの理由になります。
また、比較的距離が近いとはいえ、セクハラをするのもすぐに気付かれますのでやめましょう。
清潔感がない
ダンスをしていると汗をかいて夏場など服が濡れてしまうことも良くあります。
ペアで踊っている時に服がビショビショだと正直あまり良い気持ちはしませんので、自分が汗をかきやすいと思う方は替えのシャツなどを持参した方が良いです。
また、香水のつけすぎや口臭も不快感を与えるので気をつけておきましょう。
怖い顔で踊る
イケメンの方や綺麗な方は人気がありますが、真顔や怖い顔で踊ると相手にプレッシャーを与えてしまうことがあります。
もちろん普段あまり感情を出さないでそこまで笑わないという方もいると思いますが、うまく踊ることよりも楽しく踊ることを意識した方が相手に好印象を持たれやすいでしょう。
僕は怖い顔の人や相手と目を合わせないような方とはプレッシャーがかかるため、あまり踊らないようにしています。
異文化の世界にぜひ一度
マツコ会議を見た方の中には、外国人狙いの肉食女性が多いというイメージを持たれている方も多いと聞いていますが、番組の構成上かなり強調していただけで、そこまで多くはないと思います。
どちらかというと普通のクラブと比べてダンスや音楽を真面目にやっている人が多く、ダンスが出来ないと相手にされないといった厳しい社会だと感じています。
特に男性はダンスのうまさが必要ですし、メンタルもかなり鍛えられます。
サルサを始めてから10kgくらい痩せたという人もいますし、何を目的とするかにもよりますが、ラテンの音楽とダンスなので楽しく踊ることでストレス解消に繋がるのは間違いありません。
興味関心のある方は僕が衝撃を受けた異文化の世界にぜひ一度行って見て下さい。
いきなりサルサクラブは怖いという方はサルサのレッスンをお試しで受けられるところもたくさんありますので、まずはそちらからデビューすることをお勧めいたします。
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